ワイヤー矯正は歯を移動させる治療の一環であり、その過程で時折痛みや違和感が生じることがあります。個人によって感じ方には差がありますが、一般的には2日から1週間程度で慣れてくることが多いです。
痛みがある場合は、我慢せず調整を行いますのでご連絡ください。

また、ワイヤー矯正は取り外しができないことが最大のメリットでもあります。
細かな調整がしやすく効率的に歯を動かすことができます。

床矯正は、入れ歯のような取り外しのできる矯正装置を使用します。
発育途中にある子どもの顎の骨を広げて、歯並びを整える治療法です。

開始年齢は8歳前後が最適です。

この時期の歯並びの多くの問題は顎の骨の成長不足によって、歯が並ばなかったり、上下の顎どちらかの成長不足による出っ歯や受け口の問題です。
骨の成長ができるこの時期だからこそできる治療法です。

プレオルソは、上下一体型マウスピースタイプの装置を使用する矯正治療です。

お口の周りの筋肉のバランスが悪くなると歯並びも悪くなってしまいます。

プレオルソは直接歯を動かすのではなく、受け口の要因となっている口腔周囲筋群の不調和を整えることにより、正常な咬合状態に誘導します。

プレオルソの適応年齢は、原則3歳〜10歳です。

治療を行うことによって正常な顎骨の成長発育の促進と、永久歯の正しい生え変わりが期待出来ます。

プレオルソを使用することで、舌が正しい位置に置かれて唇の力を弱める効果があるため、受け口が改善していきます。

急速拡大装置とは、上顎の横幅を拡大してスペースを作るための装置です。
歯がきれいに並ぶためのスペースが足りない場合に行う矯正治療です。

一般的には上顎が成長する10歳までに使用します。

急速拡大装置は固定式で、力をかけて上顎を骨ごと広げる治療のため、装着した数日間は少し痛みを感じることがあります。

固定式装置になり、短期間に骨にアプローチできることから「急速」と呼ばれています。